Archaeo-GIS Workshop Round 6
考古学における紙地図資料のGISデータ化とその利用
~やってみよう!地図合わせ~
※ 終了しました。
<開催趣旨>
紙媒体の地図資料をスキャンして、パソコン上で編集・加工したことはありますか?
地理情報システム(GIS)を使うと、スキャンした地図を座標系に正しく位置づけて、他のデータソースと重ね合わせることができます。この作業をジオリファレンスといいます。
今回は、考古学におけるジオリファレンスのイロハを、ご自分のPCとデータを使って体験してみましょう。
<コーディネーター>
阿児雄之(東京工業大学百年記念館)
近藤康久(東京大学大学院人文社会系研究科)
清野陽一(京都大学大学院人間・環境学研究科)
山口欧志(国際日本文化研究センター)
<日時> 2010年5月29日(土)・30日(日)
<場所> 京都大学 吉田南キャンパス 吉田南1号館2階1共22演習室 >> キャンパス地図
<定員> 30名(参加無料・申込制・先着順)
<プログラム>
5月29日(土)13:00~17:00
13:00~
1. 趣旨説明とスケジュール案内
2. 事例報告「考古学における紙資料のGISデータ化とこれを用いた調査・研究」
講師:山口欧志
地図合わせの手法と、作成したデータの活用について、イメージを掴んでもらえればと思います。
3. 参加者の自己紹介とワークショップへの期待表明
15:00~
4. ハンズオンセッション「Georeferencing, Vectorizing, Analyzing」
講師:近藤康久
デジタル化した紙地図をGIS上の正しい位置に合わせ (gereferencing)、
遺跡や遺構をなぞってGISポリゴンを作成し (vectorizing)、
地形モデルなどと重ねて分析する (analyzing)という研究作業を、
ご自分のPCを使って実際に体験してみましょう。
終了後(19:00~)懇親会あり。
5月30日(日)10:00~15:00
10:00~
5. ワークショップ「全員参加!全員必死!」
ハンズオンセッションで学んだ方法を,ご自分のフィールドに応用してみましょう。
研究中、または興味のある地域の遺跡地図や遺構平面図をGIS上で位置合わせして、分析してみます。
わからないところは経験者が丁寧に教えます。
13:00~
6. 成果発表会と討議
司会:阿児雄之
午前のワークショップにて作成したGISマップの概要とその活用展望を参加者に簡単に発表していただきます。
その後、ワークショップ全体を通じた討議とまとめをおこないます。
(15:00頃 終了予定)
- 当日はノートパソコンを持参してください。無線LAN機能があると便利ですが、なくてもかまいません。
なお、会場には有線LAN環境がありませんので、あらかじめご承知おきください。 - ノートパソコンには、あらかじめGISソフトウェアとハンズオンセッションの材料データをダウンロード・インストールしていただきます。
- インストールガイド(下記リンク)を参照して、Quantum GISとGRASS GISをインストールしてください。
- メールでお知らせしたネットワーク共有フォルダから「archaeogis06」フォルダをダウンロードして、解凍(展開)の上、ノートパソコンの任意の場所に保存しておいてください。
- 2日目ワークショップには、現在研究中、またはご興味をお持ちの地域の地形図・遺跡地図・遺構配置図などを複数枚スキャンして、画像ファイルをお持ちください。
- 対象地域は、日本でも外国でもかまいません。
- 解像度はカラーまたはグレースケールで300dpi以上、線画(白黒)で600dpi以上を推奨します。
- 形式はTIFFを推奨します(JPEG, PNG, BMPでもOKです)。
- スキャナをお持ちでない方は、当日主催者が用意するA4スキャナでスキャンすることも可能です。
その場合は紙媒体の地図(コピー可)をお持ちください。 - 日本の2万5千分の1地形図の地図画像は、日本地図センターのショッピングサイトから、1図葉170円でダウンロードできます。必要な方は適宜ご利用ください。
- スケジュールは予告なく変更される場合があります。
- ポスターはこちら。学校・勤務先にどんどん掲示してください。
- Archaeo-GISのGoogleグループ: http://groups.google.co.jp/group/archaeogis
<参加申込・問い合わせ先>
阿児雄之 akoarchaeo.cs.titech.ac.jp